沿革・概要
鳥取県が整備した5カ所の牧場・牧野を当協会が管理・運営しています。
当協会は昭和41年に設立、以降乳用牛や肉用牛の公共育成牧場として県内の畜産農家の後継牛を飼育管理してきました。
牧場の機能も畜産情勢にあわせて少しずつ変化し、現在は乳用牛の育成牧場、肉用牛の繁殖牧場及び乳用牛・肉用牛の家畜受精卵の採卵・移植基地及び農家の牛の採卵等を主な事業として展開しています。
設立目的
鳥取県内における牧場運営を通じて、預託牛の適正飼育による生産性の向上、飼養コストの低減を図ることによって、畜産経営の安定と地域経済の発展に寄与し、県民に安心・安全な畜産物を安定的に供給することを目的とする。
事業
1.放牧場の運営事業
2.預託牛の適正飼育事業
3.その他この法人の目的を達成する為に必要な事業
ポリシー
鳥取県畜産振興協会は、以下の目標達成のため、技術の確立・向上を図るため努力を続けます。
・預託牛をできるだけ放牧し、ストレスの少ない飼育環境を目指します。
・乳用牛は、若齢時は発育重視、繁殖期には早期受胎を目指します。
・肉用牛は、栄養度の管理・改善、フィールドで受胎困難な成雌の受胎などの
支援を目指します。
・家畜受精卵事業は、人工授精と同等な受胎率の維持、預託牛間での供卵・受卵関係の
構築など高付加価値の安定供給を目指します。
・受精卵採卵について、預託採卵と農家採卵を積極的に行い、受精卵活用の展開、普及を目指します。
預託申込み
鳥取県内の農家で、預託を希望される方は農協(乳用牛は大山乳業農業協同組合、肉用牛は各農業協同組合)経由で申込み願います。
ただし、牧場収容頭数によりお断りすることもありますのでご承知ください。
お問い合わせは、事務局まで (電話 0857−37−4530)
家畜受精卵の採卵申込み
鳥取県内の農家で、当協会預託牛以外の肉牛及び乳牛の受精卵の採卵を希望される方は農協(乳用牛は大山乳業農業協同組合、肉用牛は各農業協同組合)経由で申込み願います。
お問い合わせは、鳥取放牧場まで (電話 0857−53−2641)
料金
(1) 預託料金 (R5年10月1日改正)
牛の種類 | 対象月齢 | 金額/日・頭 | 備考 |
乳用牛 | 6ヶ月齢以上 | 970円(税込) | 周年放牧 |
交雑牛 | 6ヶ月齢以上 | 860円(税込) | 周年放牧 |
肉用牛 | 6ヶ月齢以上 | 860円(税込) | 周年放牧 |
(2) 人工授精手数料(消費税込み)
2,220円/回・頭
ただし、一発情で複数回人工授精をした場合は、全体で1回と数える。精液代等は別途請求する。
(3) 受精卵移植手数料(消費税込み)
11,000円/回・頭
ただし、受胎確認されたものに限る。
(4)採卵手数料(消費税込)
採卵手数料は、1頭1回あたり、次の@〜B
のいずれかの行為を行った場合その合計額とし、
往復距離に1q25円の交通費を徴収する。
@ホルモン剤 11,000円/頭
(うち消費税1,000円)
A採卵技術料 22,000円/頭
(うち消費税2,000円)
B正常卵処理費 2,200円/卵
(うち消費税200円)
(5) その他必要な経費は、別途畜主に請求する。